甲状腺疾患
以下の症状に当てはまる方は甲状腺疾患かもしれません
・疲労感
・体重の変化
・動悸
・手足の震え
・頭髪の薄毛や抜け毛
・便秘や下痢
・生理不順や不妊
・高血圧
甲状腺は首の正面側に位置し、体全体の新陳代謝を調整する重要な役割を果たします。甲状腺が適切に働かないと、上記のような諸症状が出る可能性があります。しかし、これらの症状は甲状腺疾患特有のものではなく、他の疾患でも見られる症状であるため、決して自己診断せずに一度『大上クリニック』までご相談ください。
甲状腺とは?
- 風邪のときに「甲状腺が腫れている」と聞いたことはあっても、「甲状腺が何か?」という問いには、正確に答えられる方は少ないかと思います。甲状腺とは首の真ん中、のど仏のすぐ下にあり、代謝や成長に関わる甲状腺ホルモンを分泌する大切な臓器の一つです。通常、見た目からではどこに甲状腺があるかは分かりませんが、甲状腺疾患になると、首の下部分が太くなったように見えます。
- 甲状腺ホルモンとは、一言で表すと「新陳代謝の要」です。脈拍数、体温、自律神経を調整することで、身体で消費するエネルギーを一定に保つ働きがあります。小児の場合は身体の成長や脳機能の発達、成人の場合は脳の働きや自律神経の働きを維持するためのホルモンです。
甲状腺疾患とは
- 甲状腺疾患には主に、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症があります。それぞれ症状が違いますので、比較ができるように下記にまとめます。
甲状腺機能亢進症 |
|
甲状腺機能低下症 |
ドキドキする |
⇔ |
脈が遅い |
暑がり |
⇔ |
寒がり |
汗が多い |
⇔ |
肌がカサカサする |
手足の震え |
⇔ |
言葉や動作がおそい |
イライラする |
⇔ |
眠い、物忘れが多い |
体重減少 |
⇔ |
体重増加 |
軟便 |
⇔ |
便秘 |
生理が遅い |
⇔ |
生理が早い |
共通症状 |
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だるい |
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疲れやすい |
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足がむくむ |
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髪の毛が抜ける |
甲状腺疾患が疑われる時でも上記がそろっていることはありません。それは前述した通り、甲状腺疾患で現れる症状は甲状腺に特有の症状であるものは少ないからです。一度クリニックで甲状腺ホルモンを計測してもらうのをおすすめします。
『大上クリニック』での甲状腺疾患の対応
超音波検査
エコーを使った超音波検査により、腫れ方の様子やしこりの形状を見ます。腫瘍が疑われる際は、注射器で細胞を少し採取させていただきます。首に刺すので怖い方がいらっしゃいますが、通常の血液検査と同じ太さの注射針で採取するので、痛みは少しで済みます。体質的に血が止まりにくい体質であることや、血液をサラサラにするお薬を服用されている場合は事前にお伝えください。
血液検査
甲状腺ホルモンと、甲状腺ホルモンを分泌するためのホルモン、また、病気の原因である可能性の高い甲状腺に対する抗体の量も計測します。また前述した通り、甲状腺は代謝に影響を及ぼすホルモンであるため、コレステロールの数値や、肝臓の数値にも以上を来たします。また、貧血になる場合もありますので、それら甲状腺疾患に関わる血液検査も実施いたします。
甲状腺疾患の予防方法
甲状腺疾患の予防には、健康的な生活習慣の維持が大切です。適度な運動、バランスの良い食事、十分な休息は、甲状腺の健康に貢献します。
また、ストレスは甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があるため、ストレス管理も重要です。リラクゼーションを心がけ、十分な睡眠を取ることで、甲状腺の健康を保つことを心がけましょう
とはいえ、甲状腺疾患は明確な予防法がないことも確かです。重要なのは疾患を患ったとしても早くそれを知り、対処し、回復することです。なので、定期的な健康診断や検診で甲状腺の状態を確認することも大切です。特に、甲状腺疾患のリスクがある方や家族歴のある方は定期的なチェックをお勧めします。
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岡山市東区東平島の『大上クリニック』は、呼吸器疾患、生活習慣病、循環器疾患、消化器疾患、老年疾患、甲状腺疾患、感染症を扱うクリニックです。ご自身やご家族の身体や健康で少しでも不安なことがありましたら、お気軽にご受診ください。