メニュー

不整脈とは

不整脈とは

不整脈とは脈が一定のリズムではない、もしくはゆっくり打つ、早く打つなどの状態のことを言います。

「脈が一定でないだけでしょ」と不安視しない方もいらっしゃいますが、実は、症状として動悸や息切れ、胸が痛いなどの自覚症状が出たり失神や貧血、中には突然死に至るものもあります。自覚症状がない不整脈もありますので注意が必要です。

WEB予約はこちら

治療のいらない不整脈と治療のいる不整脈

不整脈には、病気由来のものと生理由来なものがあります。

例えば運動をしたり、精神的に負荷がかかってしまったり、発熱時に脈は早くなります。これは病気ではなく誰にでも起こりえる生理的な脈が早くなる現象です。なぜこういった時に脈が速くなるのでしょうか。

運動した場合は体中がエネルギーを欲しているから、精神的に負荷がかかった場合は交感神経が刺激されるから、発熱時には体から熱を発散する必要があるから、とされています。

こういった場合でない時に脈が一定のリズムを刻まなくなったり、ゆっくり打ったり、早く打つなどの状態になった場合は治療が必要な不整脈である可能性が高いです。

WEB予約はこちら

そもそも脈とは

そもそも脈とは心臓自身が弱い電気を心臓の筋肉に送り、筋肉を収縮させることで血液を全身に送っていますが、この電気の故障こそが不整脈です。

不整脈には様々な種類がありますが、単発で脈が飛ぶ(期外収縮)、ゆっくりな脈(徐脈性不整脈)、速い脈(頻脈性不整脈)といったものがあります。いずれの場合においても脈が一定のリズムではない、もしくはゆっくり打つ、早く打つなどの状態になっているため、体中に酸素や栄養素が上手に行きわたらなくなっています。

WEB予約はこちら

期外収縮とは

  • 不整脈の中で最も一般的な形態が「期外収縮」です。心臓が血液を送るためのリズムを刻んでいるのは洞結節という場所ですが、これ以外の場所から適切でない早めの電気信号が発生する現象を指します。多くの人は30歳を過ぎたあたりから期外収縮を経験し、歳を重ねるごとにその頻度も増加していきます。
  • 期外収縮の感じ方は個々に異なり、不快な感覚、動悸、胸の痛みとして期外収縮を感じることがありますが、その存在に気づかない方もいます。特に連続的な期外収縮が発生すると、血圧が一時的に低下し、めまいや動悸が引き起こされることがあります。
  • 期外収縮が特定の病気に関連して起こることもありますが、多くは病気とは無関係に、年齢や体質の影響で発生します。ただし、中には心筋梗塞や心筋症などが原因で生じ、危険な不整脈へと進行する可能性があるものもあります。

WEB予約はこちら

徐脈

  • 徐脈は、心拍が異常に遅い状態(60回/分以下)を指します。これは、心臓が電気信号を発生しないか、または発生した電気信号が適切に伝わらないことで引き起こされます。
  • スポーツをされていらっしゃる方(あるいは昔されていた方)で徐脈の方がいらっしゃいますが、これはスポーツ心臓と呼ばれ、持久力を要する運動を長期間された場合、通常より心臓が大きく肥大し、その分1回あたりに送れる血液の量が増え脈がゆっくりになっている状態です。この場合は特に危険はありませんので心配いりません。
  • しかしそうではなく脈がゆっくりになっていらっしゃる場合、脳への血流が不十分になったり、全身への血流が足りず、倦怠感や立ち眩み、場合によっては失神する可能性もあります。
 洞不全症候群

心臓の電気信号がうまく伝わらず脈がゆっくりになったり、逆に頻脈になったりする病気です。

自覚症状は出ないこともありますが、脈があまりにゆっくりになりすぎると意識を失ってしまうこともあります。

 房室ブロック

これも心臓の電気信号の故障ですが、電気信号が心臓の手前から奥の方にうまく伝わらない事により、心臓の収縮が遅れてしまう病気です。

WEB予約はこちら

頻脈

  • 頻脈とは、心臓の拍動が異常に速い状態を指します。この状態は、心臓の電気信号を発生する洞結節が過剰に興奮し、一定のリズムよりも早くに刺激してしまうこと、または通常の信号とは別のルートが形成され、その回路を電気が繰り返し巡ることにより引き起こされます。
  • 頻脈は脈の乱れという形で現れ、動悸の症状を引き起こすことがあります。心拍が速すぎるために心臓が「空打ち」する現象が生じ、結果として脳への血流が適切に維持されない場合もあり失神の原因になることもあります。
  • 通常脈は100回/分以下ですが、それ以上の場合心臓の病気やその他の病気(甲状腺疾患、副腎疾患、炎症性疾患など)が隠れていることがあります。もちろん100回/分以上でも正常な方もいらっしゃいますが、今まで検査を受けたことがない場合は一度調べられた方が良いでしょう。
心房細動

心臓の電気を送る「元」が信号をばらばらに送ってしまう病気です。心臓が縮んだり縮まなかったりするため、心臓の中で血栓ができやすく脳梗塞を起こす恐れがある怖い不整脈です。

発作性上室性頻拍

心臓の電気回路が近道を通ることで、信号が速くなってしまう病気です。なんと脈が200回/分を超えることもあり、突然始まり突然元に戻ります。脈が速すぎて、血液が送れず、動悸や胸苦しさ、失神などの症状を起こします。

WEB予約はこちら

予約方法はこちら

岡山市東区東平島の『大上クリニック』は、呼吸器疾患、生活習慣病、循環器疾患、消化器疾患、老年疾患、甲状腺疾患、感染症を扱うクリニックです。ご自身やご家族の身体や健康で少しでも不安なことがありましたら、お気軽にご受診ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME