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胃腸炎とは

胃腸炎とは

胃腸炎は、主に胃と腸の内壁が炎症を起こす病気で、ウイルス、バクテリア、寄生虫などの感染症や、脂肪物、アルコール、辛い物などの食べ過ぎによって刺激が増えること、ストレス、炎症性腸疾患(IBD)などが原因で発症するとされています。

最も一般的な症状は、吐き気、下痢、腹痛ですが、時には発熱や体の倦怠感も伴うことがあります。多くの場合、食事を控え、胃腸を休めることで改善するため、胃腸炎と診断された場合には、十分な水分と消化の良い食べ物をたべてください。

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感染性胃腸炎の原因

ウイルス、バクテリアなどによる感染性の胃腸炎の原因の多くは感染性のある病原体が付着した状態の食べ物からの感染です。

多くの病原体は加熱処理をすることによって死滅させることができ、感染性を無くすことができますが、黄色ブドウ球菌などの一部の最近は加熱処理をしても死滅することはないので、注意が必要です。

また、夏場はその暑さより食べ物が腐りやすいですが、一度腐食した食べ物は加熱処理をしても食中毒を引き起こし、胃腸炎の原因となるので、少しでも危ないなと思ったらもったいないと思わず、廃棄してください。

ウイルス性胃腸炎とは
  • ウイルスによる胃腸炎は、主要な原因として「ノロウイルス」「ロタウイルス」「アデノウイルス」「サポウイルス」が知られています。これらのウイルスが引き起こす胃腸炎は、全ての感染症性胃腸炎の約90%を占めます。ウイルス性胃腸炎は年間を通じて発生しますが、特に11月から3月までの冬から春にかけては、感染者が増える傾向があります。感染すると、ウイルスの種類によって異なる期間の潜伏期間を経て、急に嘔吐が始まることが多いです。これに続いて下痢や腹痛などの症状が出現します。
  • ウイルス性胃腸炎の主な特性として、強烈な吐き気が引き起こされ、短時間で何度も嘔吐をすることがあります。しかし、患者によっては、1日に1~2回程度の嘔吐が数日間続く場合もあり、症状は個々の患者で変わる可能性があります。
  • ウイルス性胃腸炎は、ウイルスによって汚染された食品(特に二枚貝)の摂取により、「食中毒」の形で発症することもあります。しかし、感染者の便や嘔吐物に触れた手や物体を介して感染したり、乾燥した嘔吐物から飛散したウイルスを吸い込んで感染したりすることもありますので注意が必要です。
  • これらのウイルスは、寒くて乾燥した環境で長期間生存する能力があるため、食事とは無関係に冬季に流行が広がる特徴があります。
細菌性胃腸炎とは
  • 細菌由来の胃腸炎は、「サルモネラ菌」「カンピロバクター」「病原性大腸菌」「腸炎ビブリオ」「黄色ブドウ球菌」等の細菌によって引き起こされます。一年中、発症する可能性がありますが、細菌の成長が活発になる6月~8月の暑い時期には発症ケースが増加する傾向にあります。
  • 注意すべき点は、カンピロバクターやサルモネラ菌は、牛、鶏、豚などの内臓に見られるため、これらの肉を充分に加熱せずに食べると、食中毒として症状が現れる可能性があることです。また、調理過程で細菌がついた手や調理具による感染もよくあります。細菌は温度や湿度が一定であると増殖する性質があるため、暑い夏季には集団感染が起こることも稀ではありません。
  • 細菌性胃腸炎に感染した場合、その種類により異なりますが、潜伏期間を経た後、腹痛や下痢などの症状が表れます。また、発熱や血便を伴うこともあります。嘔吐に関しては、ウイルス性胃腸炎と比べて軽度の場合が多いものの、症状は患者ごとに異なります。

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胃腸炎の診断方法

胃腸炎の診断方法はウイルス、細菌、寄生虫によりその診断方法が異なります。

直近の食べ物の内容や生活状況、海外への渡航歴を伺い、最も可能性の高いものから順に検査をします。

ウイルス性が強く疑われる場合

原則検査は行いませんが、感染状況により抗原検査を実施することがあります(ただしノロウイルスの検査は保険適応が3歳未満の方、65歳以上の方、悪性腫瘍の方などとなっております)。

細菌性が強く疑われる場合

血液検査により、炎症反応や白血球の数を調べます。症状が強い場合には便の培養検査も行うことがあります。

寄生虫が強く疑われる場合

糞便検査により、便の中に寄生虫がいるかどうかを調べます。

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胃腸炎の治療方法

ウイルス性、細菌性によっても治療方針は異なりますが、最も大事なのは水分摂取です

胃腸炎は嘔吐や下痢を伴って脱水症になりやすく、ひどい脱水になると感染症がさらに悪化してしまいます。特に小児の場合は容易に脱水症になりやすく、入院が必要になることもあります。

また高齢者の場合は脱水に気が付きにくく、いつの間にか重症になっていたということもあります。水分が摂れない・尿が少ない等の症状を認めた時には点滴による治療が必要になりますので必ず受診するようにしましょう。

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岡山市東区東平島の『大上クリニック』は、呼吸器疾患、生活習慣病、循環器疾患、消化器疾患、老年疾患、甲状腺疾患、感染症を扱うクリニックです。ご自身やご家族の身体や健康で少しでも不安なことがありましたら、お気軽にご受診ください。

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