メニュー

動脈硬化とは

動脈硬化とは

動脈硬化とは、血管の柔軟性が低くなり、血管が硬くなった状態を表し、その過程で血管内にコレステロールなどの沈着物が蓄積し、血管が詰まる現象も動脈硬化と表します。この状態を放っておくと血流が滞り、心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる疾患を引き起こす可能性があります。

WEB予約はこちら

血管の構造と動脈硬化のメカニズム

  • そもそも血管は動脈と静脈の2種類があります。動脈は心臓から出る勢いのある血液が流れている血管を表し、静脈は心臓へ戻る勢いの少ない血液が流れている血管です。(心臓の構造については心不全記事で解説しています)
  • 血液のなかには、鉄分、酸素、二酸化炭素、ビタミン、ミネラル、コレステロール...などの様々な栄養素や代謝産物が含まれています。このような成分が含まれている血流が心臓の圧力を受けて、勢いよく動脈に流れています。急流に含まれる小さな砂利が河川を削る様に、このような小さな栄養素も動脈の内壁を削りながら流れています。一方で静脈は動脈ほど圧力がないため、この様な心配はいりません。
  • それでは動脈はどのような構造になっているのでしょうか?動脈は内側から内膜、中膜、外膜の3層で構成され、この中でも内膜は血流を滑らかに保つための機能を担っています。通常、栄養素や代謝産物が正常な血圧により内膜を傷つけても人間には自然治癒力があるため動脈硬化には至りません。しかし、喫煙、飲酒、ストレス、加齢により自然治癒力が低下し、内膜が傷ついても治りが遅くなることがあります。その際に、傷にコレステロールが蓄積することで、プラークというものが形成され、血流の障害を引き起こす原因となります。(川に関止めを作ると砂利や石が溜まり、流れを狭めるイメージ)
  • このように血管内壁が傷つくこと、そして、そこにプラークが出来ることで血管の柔軟性が失われることを動脈硬化と言います。動脈硬化は、高血圧や脂質異常症、糖尿病、痛風(高尿酸血症)などの生活習慣病が重なる事で加速され、それらの疾患を助長するだけでなく、相乗効果で動脈硬化が進行します。

WEB予約はこちら

動脈硬化の危険性

  • 動脈硬化は生活習慣病との関わりの危険性が高いだけではなく、プラークが血流の流れによって剥がされることで細い血管に飛んでいってしまうことが危険です。脳に飛べば脳梗塞、肺に取れば肺塞栓症、 心臓に飛べば 心筋梗塞、足に飛べば足壊疽になる可能性があります。 生活習慣病を患っている方は 動脈硬化である可能性が高く、その分心筋梗塞や脳梗塞で罹患する可能性が高くなります。
  • それでも動脈硬化は、その進行の大部分で自覚症状がありません。だからこそ、常日頃から心臓に異常な負担がかかっていないか、息苦しさを感じる動作が増えていないか、生活習慣病にかかっていないか、日々の生活の中で自分自身の身体のサインに耳を傾けることが重要となります。

WEB予約はこちら

大上クリニックでの検査と治療

エコー検査

大上クリニックでは首の血管の動脈硬化を超音波検査にて調べることができます。

首の血管は全身の血管を代表しているともいわれ、首の血管の動脈硬化が進んでいる場合には全身の動脈硬化も進んでいる可能性があります。また高血圧やコレステロールが高いなど動脈硬化のリスクがある方は無自覚のうちに動脈硬化で首の血管が狭くなっている恐れがあり、脳梗塞を発症されるリスクが高くなります。

検査時間は5-10分程度でその場で画像を見ながら結果を説明させていただきます。

血圧脈波検査

両手足4か所の血圧を測定し、動脈硬化と動脈の詰まり具合を調べる検査です。

いわゆる血管年齢を調べることができ、今の時点での動脈硬化の状態を調べることができます。

WEB予約はこちら

予約方法はこちら

岡山市東区東平島の『大上クリニック』は、呼吸器疾患、生活習慣病、循環器疾患、消化器疾患、老年疾患、甲状腺疾患、感染症を扱うクリニックです。ご自身やご家族の身体や健康で少しでも不安なことがありましたら、お気軽にご受診ください。

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME