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アルツハイマー型認知症とは

アルツハイマー型認知症とは

アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が次第に壊れていく器質性精神疾患の一つで、記憶障害、思考力の低下、日常生活能力の喪失などを引き起こします。この病気は、全世界で数百万人が患っているとされています。

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アルツハイマー型認知症の症状

アルツハイマー型認知症の症状は、大きく分けて中核症状と周辺症状の二つがあります。

中核症状とは、記憶障害など認知症では必ず現れる症状のことで、周辺症状とは、不眠などの症状で、中核症状に付随して伝播するように症状が現れます。

中核症状

中核症状には以下のようなものがあります。

  • 記憶障害: 新しい情報を記憶することが難しくなり、特に、短期記憶に影響が出ます。台所に物を取りに行って忘れることや、何のために外出したのかを忘れたりします。
  • 認知機能の低下: 判断力や思考力が低下し、日常生活の中での判断が難しくなります。信号が判断できなかったり、テレビのチャンネル操作や携帯の操作が難しくなります。
  • 言語能力の低下: 言葉を見つけるのが難しくなり、会話が困難になります。思っている言葉が出てこなかったり、「あれ」「それ」「なんだったっけ」のような言葉が増えます。
  • 行動の変化: 怒りやすくなったり、ぼーっとする時間が増え、無関心状態になることがあります。
周辺症状

周辺症状には以下のようなものがあります。

  • 不眠: 夜間に眠れない、逆に昼間に眠ってしまうなど、睡眠リズムが乱れがちになります。
  • 不安: 何かにつけて不安に感じるようになります。玄関を閉めて外出したか、ガスは消したかなどが気になるようになります。
  • 幻覚・妄想: ないものを見たり、聞こえないものが聞こえたりすることで、「私は嫌われている」「私はいたるところでうわさをされる」と思うようになります。

上記で挙げたアルツハイマー型認知症の症状は、あくまで一例であり、その実際の症状は人により大きく異なります。

しかし放っておくと症状は徐々に進行し、日常生活を送ることは極めて困難になります。

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アルツハイマー型認知症の対応方法

アルツハイマー型認知症は、現在のところ根本的な治療法は存在しませんが、症状の進行を遅らせるための薬物療法や、生活の質を向上させるための非薬物療法があります。

薬物療法

アルツハイマー型認知症の進行を遅らせ、脳内の化学物質のバランスを改善することや、記憶やコミュニケーション能力を保ちます。

非薬物療法

薬物療法と併用して、身体活動、認知訓練、社会的交流などを通じて患者の生活の質を向上させることが推奨されます。社会的交流をすることが脳機能を活発にさせ、認知症の進行を遅らせることができます。

家族ができること

先ずはアルツハイマー型認知症への正しい知識と理解をすることが重要です。病状がどう進行するのか、本人はどう変化してしまうのかそれが分かれば、適切な対処を前もってすることが可能です。

そして、アルツハイマー型認知症の患者は、忘れやすさ、混乱、行動の変化など、日常生活で今までは困難と思わなかったことに、難しさを感じます。それに対して、「なぜ出来ないの?」ではなく「こうすれば出来るよ」と優しく献身的なサポートが必要です。

また、アルツハイマー型認知症では社会的交流が減ることにより、症状が進行してしまうことが問題です。健康的な食事、適度な運動、十分な睡眠、社会的な交流は、アルツハイマー型認知症の症状を管理するのに役立ちます。

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岡山市東区東平島の『大上クリニック』は、呼吸器疾患、生活習慣病、循環器疾患、消化器疾患、老年疾患、甲状腺疾患、感染症を扱うクリニックです。ご自身やご家族の身体や健康で少しでも不安なことがありましたら、お気軽にご受診ください。

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